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IT教育システム開発

デザイナーに聞く!カスタムメイドの流れと、開発にかける想い~前編~

2024.10.30

このシリーズでは、全3回かけてMogicアートディレクション(AD)部門チーフの内部さんにお話を伺います。第1回目の今回は、システム開発の流れと、その中でデザイナーが担う役割についてお聞きします。

今回の対談者

アートディレクションチーフの内部です。チーフとして部門をまとめる傍ら、実際のデザイン業務も担当しています。

コンサルティング&ソリューションの栗野です。前職で外資系コンサルに勤めていた経験を活かし、ビジネス構築を行っています。

コンサルティング&ソリューションインターンのWです。ITの知識はあまりありませんが、疑問点をどんどん質問していきたいと思います。

絵を描くだけではない、デザイナーの業務内容

栗野

本日は、ソリイノ座談会アートディレクション編です。WくんはMogicでインターンをはじめて4か月目くらいだけど、内部さんとはお話したことはある?

W

実は、この座談会ではじめてお話させていただきます。同じ建物にいるのに、内部さんは4階、僕は2階で勤務しているのでなかなかお会いする機会がなかったんですよね。

内部

そうだね。この座談会のお話をいただいた時から、今日お話しするのを楽しみにしていました。

W

内部さんはデザインを担当されているんですよね。ということは、システムのページの色を決めたり絵を描いたりしているんですか?

栗野

デザインっていう言葉だけ聞くとそう思うよね。

でもデザイナーのお仕事って、普通の人が考えるよりもずっと広い。知らない人が聞いたらびっくりするくらい。

内部

そうなんです。しかもシステム開発のかなり重要な部分を担っています。

W

そもそも、システム開発はどのような流れで進んでいくのですか?

栗野

まずは、システムに必要な機能を決める要件定義から始まるね。主にディレクション部門が中心となって、お客様との打ち合わせを重ねながら進めていくよ。

W

なるほど、その要件をかたちにするのがデザイナーさんなのですね。具体的にはどんなお仕事をされているんですか?

内部

まずは基本的な構成やボリューム感など、開発したいシステム全体の完成イメージを決めます。そのイメージに基づいて、色や質感、配置を考えます。それが終わると、システムを実際に使う時の動線や、ページごとのつながりを考えていくという流れです。

デザインが決まったら、それをHTMLやCSSという言語でコーディングする、ここまでがデザイナーの担当です。

W

デザイナーさんだけでそんなにたくさんのお仕事をされているんですね!

栗野

システム開発はまだ終わらないんだ。

コーディングされたデザインはエンジニアに渡されて、システムとして動作させるための設計や開発が行われるよ。そのあと、Mogicとお客さま双方で不具合がないかテストをして、ようやく完成となるね。

W

普段何気なくつかっているシステムも、こんなに大変な手間がかかっていたんですね。急にシステムのありがたみが増したような気がしてきました。

リラックスできる環境で、最高の広報・デザイン業務を実現

W

Mogicはインターン生の育成に力を入れてますよね。アートディレクションにもインターンの学生さんがいると思いますが、普段はどのように接していますか?

内部

なるべく垣根なく接するようにしています。もしかしたらインターン生側は壁を感じているかもしれないけど(笑)。

部門のチーフとしてひとつ心がけていることは、リラックスできる環境を作ってあげることです。やはりプレッシャーがかかる状況だと、良いアウトプットが出せないので。

栗野

Mogic全体でそういった空気はありますよね。アートディレクションにはデザイン分野だけでなく、広報分野のインターン生がいるというのも、ひとつ特徴的ですよね。

内部

そうなんです。実はうちの部署は広報業務も担当しています。ブランディングと言って、MogicそのものやMogicが作っているサービスの価値を発信して、ファンを増やすための活動をしています。なので自社サービスへの愛着は他の部署より強いですよ(笑)。

W

なるほど、デザインに限らず、ブランディングを含めた広報もやられている部門なんですね。

デザインと広報という2分野を扱う部門のチーフを務めながら、実際のデザイン業務もされるという二足の草鞋状態なので、毎日忙しいんじゃないですか?

内部

忙しいは忙しいですけど、どうにかやってます。付箋やノートにやるべきことを書き出して、毎日すこしずつ潰していく感じで仕事をこなしています。

W

仕事術ですね。


今回はシステム開発の流れと、その中でデザイナーが担う役割を伺いました。次回は、デザイナーの実態に迫るとともに、カスタムメイドについてお話をお聞きします。

次回の記事はこちら

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