このシリーズでは、全3回かけてMogicアートディレクション(AD)部門チーフの内部さんにお話を伺います。第2回目の今回は、カスタムメイドについてお話をお聞きし、デザイナーの実態についても迫っていきます。
今回の対談者
アートディレクションチーフの内部です。チーフとして部門をまとめる傍ら、実際のデザイン業務も担当しています。
コンサルティング&ソリューションの栗野です。前職で外資系コンサルに勤めていた経験を活かし、ビジネス構築を行っています。
コンサルティング&ソリューションインターンのWです。ITの知識はあまりありませんが、疑問点をどんどん質問していきたいと思います。
カスタムメイドで、使い勝手が良いシステムを提供
栗野
前回はADの業務内容とシステム開発の流れ、その中でデザイナーが担う役割を伺いました。今回もよろしくお願いいたします。
W
Mogicには自社システムとしてLearnOというeラーニングシステムと、Phollyという大学生向けの授業支援システムがあります。内部さんはこの二つのサービスのデザインを担当されているんですね。
栗野
実はそれだけじゃない。Mogicのデザイナーチームは、カスタムメイドの案件も担当しているんだよ。
W
カスタムメイド?はじめて聞きました。
内部
IT業界の用語なので、聞きなれない方も多いと思います。
W
カスタムメイドとはなんですか?
内部
お客さまのニーズに合わせて作るシステム開発のことです。過去の事例だと、保険や医療業界の方に向け、その職種によりフィットした学習システムを開発してきました。
栗野
いわばお客様専用のシステムを開発するんです。既存のシステムだと不便さを感じるお客様でも、カスタムメイドならかゆいところに手が届くようなシステムをご利用いただけます。
W
専用のシステムなら、たしかに使い勝手が良さそうですね!
カスタムメイド成功の秘訣は、全部門一丸となってお客様に寄り添うこと
栗野
今ふと思ったんですが、内部さんは自社サービスのデザインに関わる時と、カスタムメイドの受注のデザインに関わる時で、なんとなく心の持ち方は変わるものなんですか?
内部
変わりますね。カスタムメイドの場合は、私たちが全く知らない業界のスタイルに合わせることが求められるんです。
だからこそ私自身もお客さまの声にすごく耳を傾けますし、お客様との窓口になっているセールスの方をすごく頼りにしています。
栗野
そんなふうに思っていただいて、セールス担当として嬉しい限りです。
自分もお客様とお話ししながら、お客様がどんな仕事をしていて、どういうスケジュールで学ぶのかといったことはできる限り明確にしようと心がけています。
W
Mogicの各部門が一丸となってお客様に寄り添っているんですね。お客さまのニーズや用途をすごく想像されているのが伝わってきました。
Mogicデザイナーの特徴は、とことん深堀りする力
W
内部さんはチーフとしてデザイナーさんをまとめていると思うんですが、デザイナーさんに共通する特徴はなんだと思いますか?
内部
なんというか、ちょっと湿度を感じる人が多いと思います。
栗野
初めて聞きました。湿度を感じる。
内部
デザインの仕事って0→1の作業なんですよ。最初のイメージからデザインを考える時も、デザインをコードに起こしていくときも、ぼんやりしたものを具体化していかないといけない。
そういうときに必要なのは深掘っていく力、とことん掘り下げていく力だと思うんです。
W
じゃあ言い換えるならオタク気質というか。
内部
それがわかりやすいかもね。私は湿度で表すのが好きだけど(笑)。
今回はカスタムメイドについてと、デザイナーの特徴について伺いました。次回は、カスタムメイドに寄せる想いについてお話をお聞きします。
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